【10月6日】日本全国の郷土料理を知る料理教室 【第4回】

今月のこども料理教室は、おもに静岡県、愛媛県、大阪府の郷土料理と言われているメニューにチャレンジしました。

メニューは、しらすと桜エビのかき揚げ・鯛めし・小田巻蒸しです。

いつも最初に郷土料理について解説をしています。今回のメニューのひとつでもある鯛めしは、なんと日本書紀に載っている、非常に歴史の古い郷土料理だったのです。

 

鯛めしは、すごくハードルが高そうなイメージの料理だったので、心配していましたが、中には魚のうろこを丁寧にとるなどして魚の扱いがとても上手な男の子もいて、調理の作業は全般的に思ったよりスムーズに運びました。アンケートで「今回の調理で一番大変だったことは?」という問いで、一番多かったのは「鯛の骨をとること」でした。確かに鯛の骨は太くて硬いのが多く、気を付けないといけないので、試食の時にも心配をしていましたが、案外子どもたちはそんなこともわかっていて、慎重に目を凝らして骨をチェックしていました。最近は、スーパーで見かける魚も、切り身のものが多く、魚の本来の姿かたちを知らない子どもや、生の魚を触れない子どもも少なくはないということを聞いたことがあります。でもさすが!料理教室に参加する子どもたちですね。食材としての魚ときちんと向き合っている姿は、なんとも頼もしいことです。

しらすと桜エビの食材は静岡県由比漁業協同組合さんからお取り寄せしました。想像していた以上に大きな桜エビで、濃厚なうまみも出てしらすとのかき揚げにはピッタリでした。アンケートでも「家に帰って作ってみたい料理は?」で一番多かったのは、ダントツでしらすと桜エビのかき揚げでした。

小田巻蒸しは、いわゆる茶わん蒸しのことだそうです。「たまごを濾すときにこぼれそうになって大変だった」という感想がありました。それでもどの班も上手に固まっておいしそうな茶わん蒸しができあがっていましたよ。濾すことが大変だったかもしれないけれど、それを体験した子どもにとっては、とても貴重な経験になったことでしょう。

終了後のアンケートでは、「今回の郷土料理を食べたことがない」という子どもがおよそ76%でしたが、それに対して「今回の郷土料理のことがわかった・少しわかった」という子どもは、併せておよそ80%という集計結果ができたのは驚きです。解説を聞き、調理し、食したことにより、これだけの割合の子どもたちが理解してくれたことはとてもうれしいことです。また、スタッフの振返りで、班の子どもが「食べられなかった玉ねぎが食べられるようになった」や「鯛は食べたことがなかったけどおいしく食べられることができた」と言っていたということを聞き、このような体験が様々な成果を生み、子どもたちの成長をいろいろな角度から促すことができていることは、改めてこの活動と事業の実施の重要性を見出しているところです。

[最終更新日]2019年10月16日

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