私たちの活動

学習支援

マナビーバ特別授業① プログラミング演習(2019.6.14)

特別授業 第1回!

マナビーバの「学習の時間」では、教員を志している大学生の学習ボランティアが、参加者である子どもたち一人ひとりの隣に座り、勉強で分からないところを一緒に考えるという時間をとっています。それに加え、学習ボランティアの先生方が「特別授業」として、様々な題材で30分~1時間の授業を考えてきてくれることが年に数回あります。
今回はそんな特別授業、今年度第1回目として大学3年生の小野僚資先生が最近話題になっている「プログラミング学習」についての授業を実施してくれました。

プログラミングとは?

プログラミングとは、私たちが普段使っているスマートフォン、パソコン、これらに製作者が「こうやって動いてほしい!」という指示をコンピュータにたくさん書き込んで動かすこと。プログラミングはその自由さからなんでもできますが、逆に知識がないとプログラムを悪用する人たちに個人情報等を抜かれる危険性があると小野先生は例を出して語ってくれました。

プログラミング言語とは?

私たち人間が「日本語」「英語」等、数多の言語で言葉を交わすように、コンピュータにも指示を伝えるための専用の言語である「プログラミング言語」があり、その種類は物凄い数があると小野先生は語ってくれました。コムステでも扱っているプログラミング言語「ビスケット」もそのうちの一つになります。
今回使うのはプログラミング言語「Swift」。iPhoneで使えるアプリの製作等に使われるものだと小野先生が教えてくれます。
小野先生がパワーポイントの画面を進めていくと不思議な生き物が表示され、一人ずつ自己紹介をし始めました。どうやら3人とも「バイト」くんという名前なんだそうです。プログラミングができるとこういった自己紹介をさせることもできるんですね。

プログラミングを体験!

さて、ここからが子どもたちがプログラミングを体験できる時間!
予め子どもたちと他の学習ボランティアは、7人ずつの2つのプロジェクトチームに分かれて座っています。
小野先生がテレビの画面を切り替えるとそこには、小さな草原の中に、先ほど自己紹介してくれた「バイトくん」が1人と、宝石が1個。

ここにコード(プログラム文)を入れると、バイトくんがそのコードとおりに動くとのこと。そうやってバイトくんに指示を出して宝石がとれたら成功というゲームらしいです!

それでは早速、2つのプロジェクトチームは、なんて指示を出せばいいのかを話し合って、画用紙にフローチャート(手順)を書きます。

いきなりコードは難しいので、まずは自分たちの言葉で「前へ進む」とか「左へ曲がる」とか「宝石を手に取る」とかを画用紙に書き加えていきます。

次はその言葉たちを、コードに変えて書き込んでいきます。このコードは英語の混ざった式のようなもので、子どもたちも画面に映っているコードを参考にどんどん書いていきます。

話し合い、みんなの頭のなかで「この手順を踏めばバイトくんは宝石をとれるはず!」というのが出来上がったら、チームごとに画用紙に書いたフローチャートを発表!

発表が終わったら、実際にプログラムにコードを打ち込んで、どうなるか見てみることに。コードを打ち込むためのタブレットは1台なので、参加者から代表者を決めて1人ずつ直接実践することに。
コードをいれるのって難しそう・・・と思ったのですが、画面上にすでに選択肢のように配置されているコードを指でタップするだけでコードがどんどん入れられていきます。これは簡単!

さて、コードを入れて、実行のボタンを押すと画面の中のバイトくんが動いて、動いて・・・宝石をとりました!

なるほど、1個1個のコードは短文のようなもので簡単ですが、これをプログラムになにかをさせるにはものすごい量のコードを打ち込む必要があるんですね!難しいけど上手く動いたときの達成感があります!

おわりに

このような宝石をとるというお題を何度かクリアして、プログラミングに触れていく子どもたち。

小野先生は、Swiftを使いこなしたらゲームとかも作れるようになるんだよとも話してくれました。

プログラミングって専門用語も多いし、なんだか複雑そう・・・と思われる方はたくさんいると思います。だからこそ、こういった体験できる機会はとても貴重だったと思います。

次回のマナビーバは通常どおりの学習の時間になりますが、その次の6/28は特別授業第2弾を予定しています。次の特別授業も楽しみにしていてください。

<参加者からの今回の特別授業の感想>

・自分も今度やってみたいと思った。(中1)
・英語きらいだったけど、これから得意になって自分でアプリ作れたらいいな。(中2)
・バイトくんを実際に動かしたり、動かすためにどうするかを考えることが楽しかった。(中3)
・社会情報の授業の応用みたいだった。バイトくんの喜ぶ姿がかわいかった。(高1)
・スマホ、PCなどのプログラムの中身を知れた。(学習ボランティア)
・プログラムは意外と簡単な言語で書かれているんだなと思った。(学習ボランティア)
・難しそうと思ってたけど、簡単にできて面白かった。(学習ボランティア)
・電子機器を駆使して難しい内容をとても分かりやすく解説してくれていた。(学習ボランティア)

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