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学習支援

マナビーバ特別授業② 百人一首で遊ぼう!(2019.6.28)

特別授業 第2回!

今回は、こども未来館内のクラブ室で学習を行いました。マナビーバでは普段、こども未来館の文化活動室で学習を行っているのですが、文化活動室が空いていない場合、稀にクラブ室をお借りすることがあります。

そんな普段とは違った環境で、特別授業第2回!今回は大学2年生の工藤直依先生が、「もっと和歌を身近に感じてもらいたい」という想いから百人一首について説明をしてくれました。

百人一首とは?

現代でいうカルタ遊びのようなもので、遊びに使う札には平安時代~鎌倉時代の歌人による和歌が百種類書かれています。

工藤先生は1つの和歌を例としてホワイトボードに張り出して、和歌の仕組みと百人一首の遊び方について解説してくれました。(百人一首の遊び方はいくつかありますが、その中でも一般的な遊びを説明してくれました。)

「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」

この五七五七七で構成されている和歌。この内の「竜田川」までの五七五が上の句。その後の七七の部分が下の句というのですが、百人一首ではこの下の句が取り札に書かれており、それが読み上げられたら取る遊びとなっています。

ちなみに上記の和歌の意味は「不思議なことだらけの神様の時代でも聞いたことがない。こんなにも(紅葉が)竜田川を赤く染めあげるなんて」というなんとも幻想的な歌なんだそう!

百人一首を体験!

それでは早速、他の大学生ボランティアと子どもたちには3グループに分かれていただいて、百人一首を体験!最初は遠慮がちだった子も、だんだんと白熱していきます!

何人か経験者はいたようですが、まったく経験したことないグループもあり、3グループともいい勝負!途中で「やったー!」と取れたことを喜ぶ声や「なんで取るの!」と悔しがる声も聞こえてき、どこも笑いが絶えない時間を過ごしていました。

好きな一首を見つけよう!

百人一首を一通り体験し終わった後、工藤先生が和歌にはいくつかのジャンルがあることを説明してくれました。
主に、和歌には春・夏・秋・冬という季節の歌の他に、恋の歌や別れ(旅)の歌もあるとのこと。
そのことを踏まえて、「自分のお気に入りの一首を見つけてください。」と配られたのは百人一首にある歌が全部書かれている資料。みんな早速、どれがいいかを考え始めます。

「何にしたの?」とグループ内で教え合ったり、なぜそれにしたのか理由を教えあったり交流をするグループもあれば、ほんとうに最後まで真剣に「これだ!」と自分が思える和歌を選んでいる子もいました。
そうして和歌をいつもよりも身近に感じれたところで授業が終わり、参加者の皆さんには授業の感想を書いてもらいました。

おわりに

前回のプログラミングもそうですが、百人一首という遊びも和歌も、一見難しそうだと思うものも、思い切って体験してみると楽しいし奥が深いですよね。書いてもらった授業の感想にも「楽しかった!」という声が本当にたくさんありました。次の特別授業は7月12日に行う予定です!次回も楽しみにしていてください!

<参加者からの今回の特別授業の感想>

・昔の言葉を知れて、国語のようなことをやったので勉強になった。(中2)
・百人一首で学びながら遊べたからとても楽しかった。(中3)
・百人一首ちょっと覚えられた。もっとやってみたいです!(中3)
・国語でやったときはよくわからなかったけど、今回の話をきいたら少しわかった。(中3)
・授業で前にやったことがあったから振返りできた。楽しかった。(中3)
・色々な意味をもっている句があったので楽しかった。連続で札をとれた喜びは忘れません。(中3)
・なかなかできない経験ができた。楽しかった。(学習ボランティア)
・敷居が高いと思ってたが、普通のカルタと同じように遊べるんだと感じた。(学習ボランティア)

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